第2次地域農業振興計画
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−9−地産地消体験バスツアー宮前直売グループ直売所3)関係機関との連携 明治大学・川崎市黒川地域連携協議会農産物等研究専門部会への協力を継続します。 また、市内の多様な他産業と、生産から商品開発・販路開拓までを検討し、市内産農産物の新しい価値の創造に取り組みます。 具体的には、市内産農産物を使用した飲食店での新メニューの開発や、市内産農産物を使用している飲食店のPRを検討します。1)プロダクトアウトからマーケットインへの移行2)販路拡大・セレサモス商品買い取りの研3)農業生産資材等の安価提供に向けた研究 1)は、市場原理の大量生産低価格のかつての主流で、また生産者側の意向の「プロダクトアウト」の考えからの脱却で、消費者目線に立ち、消費者が欲する物の生産・商品を開発する「マーケットイン」の考え方への移行です。 農業にも同じことが言えます。例えば農産物が消費者の需要量に対し供給量が多く、売れ残るのは、「プロダクトアウト」の考えです。3.販売対策(1)農家所得向上に向けた販売事業の研究 当JAの事業のなかでも、農家所得向上に向けた販売事業の強化は喫緊の課題と認識しています。当JAでは下記事項の研究・取り組みにより販売事業を強化します。究 今後は、消費者が欲する物を生産し、販売に繋げるという形態にすべく、当JAでも、情報提供および技術指導をします。 2)は、大消費地を抱える市内で、新たな販路を当JAが開拓するとともに、少量他品目の生産者の農産物を当JAが買い取り他の販売先に流通させる仕組みです。   また、3)は現在、経済部でも資材の一括仕入れによる安価提供・資材店舗での特売日・セールを実施していますが、今後はさらに組合員の要望に応えていきます。 以上の事項を、今後研究・検討し進めます。 また、個人直売所に対しては、「野菜」・「タマゴ」・「パンジー」・「シクラメン」・「ミカン」・「ナシ」・「カキ」・「ブドウ」・「ブルーベリー」の9種類ののぼり旗を作成し、販売しています。各自、直売所に設置(2)セレサモスにおける販売体制の強化 市内の地産地消の発信拠点である「セレサモス」に、さらに市内産農産物を集約させることができれば各関係機関のイベントでの出店等様々な可能性が生まれます。 市内の様々な場所で更なる「地産地消」のPRはもとより、セレサモス出荷者を増やし、新たな販売体制の確立に努めます。(3)直売団体および個人直売対策 共同直売所等、直売を行っている組織に対して、市とJAが産地直売奨励金事業として、助成金を交付しています。

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