第2次地域農業振興計画
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−17−性フェロモン剤(コンフューザーN、コンフューザーV等)は害虫の子孫を減らし、農作物への被害を少なくしますJA京都やましろとの連携ふるさとの生活技術指導士による講話(7)農業用廃棄物適正処理の実施 営農活動から排出されるプラスチック類の取り扱いは「廃棄物の処理および清掃に関する法律」により、産業廃棄物に定義されています。 よって、排出事業者となる農業者は自らの責任で法律等で定められた基準に則り処分しなければならないことから、当JAは農業者と産廃業者との間に入り、「農業用廃棄物適正処理事業」に取り組んでいます。 現在は、ビニール・プラスチック類・素焼き鉢を対象とした「廃ビニール・廃プラスチック・素焼き鉢適正処理」を年2回、残農薬・農薬空き容器を対象とした「残農薬回収処理」を年1回実施しています。 回収の対象資材は、農業者からの要望により、当初に比べ増加しています。また、今後とも要望の高い資材回収は関係機関と調整の上、柔軟に対応していきます。(8)有害鳥獣駆除事業の実施 神奈川県猟友会稲田支部等と連携し、農産物に危害を与える有害鳥の駆除を依頼しており、さらに捕獲檻によるハクビシン等有害獣の捕獲を実施し、農産物の被害を最小限に抑えるよう努めています。 また、畑に設置する電気柵については、安全対策の周知徹底を図ります。(9)都市農村交流事業の実施 JA全中で実施している都市農村交流事業がきっかけとなり、本事業が始まりました。 当時、セレサモス麻生店開設から3年が経過し、他地域の特産物の取り扱いを模索していた中、JA京都やましろとの事業交流により宇治茶・京野菜等の取り扱いが始まりました。 その後、JA京都やましろとともに、本事業のモデルJAとして京都に出向き交流事業を深めています。 都市農村交流事業は、他地域のJAの交流はもとより、組合員の豊かなくらしを支援する「JAくらしの活動」として位置付ける必要があることから、他部署とも連携を取り、社会的・地域的貢献活動としての事業を展開します。8.関係機関との連携(1)行政との連携1)神奈川県との連携 神奈川県農業技術センターに審査員・講師を依頼し、農産物の品質向上や6次産業化に取り組む方向けの各種品評会・講習会を開催しています。 また、神奈川県が認定事業を行っている、「農業経営士」「ふるさとの生活技術指導士」および国が進める「地域特産物マイスター」へ当JA管内の農業者を推薦します。

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