第2次地域農業振興計画
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−27− 主にナシ・カキを中心とした果樹全般を生産しています。駅周辺の人通りの多い立地条件を活かした直売所・地方発送を中心とした経営で、各種品評会でも数多く受賞しました。その反面、住宅街に程近い農地であるため、農薬散布時間を配慮するなど苦労も多いです。 今後は、長年検討していたレシピを開発・活用し、周辺住民との連携を強化して、都市農業への理解醸成を図るとともに、地域貢献・地域活性化の一役を担いたいです。 父親の代から60年以上にわたり畜産酪農経営をしています。30年前から始めた移動動物園は好評で、年250回ほど営業しています。また小学生を対象に、毎年ヤギの飼育教育を実施し、動物を通じて命の尊さを教えています。環境に配慮し、消臭剤やエサを工夫し臭気対策を行っています。またET(体外受精卵移植)を取り入れ、牛の品質向上に努めています。 今後は、アイスクリームなど加工品製造を検討し、酪農経営を盛り上げます。 作付面積は約60aで年間約20種類の野菜を作付けし、収穫した野菜は近所の精米店に委託し、店先販売しています。また青壮年部主催のエダマメ教室や栽培講習会へ参加し、地域活動への協力・栽培技術の向上に努めています。 今後は小型施設での育苗を検討しており、作業の効率化を図るとともに、より安心・安全な野菜を食卓に届けたいです。【H27女性部連絡協議会会長】【H27青壮年部委員長】【H27花卉部部長】田村 俊枝さん矢澤 大之さん福田 努さん【H27畜産部部長】山田 陽一さん【H27年そ菜部部長】大久保 義治さん【H27植木盆栽部部長】名古屋 重雄さん関山 育男さん【H27果樹部部長】品目:ナシ・カキ・果樹・野菜品目:ナス・ホウレンソウ・ダイコン 作付面積は約80aで、対面直売しています。父と作付けを行い、荷造り・販売は母と妻が加わり家族で協力しています。 また、JA新採用職員の農業体験実習の受け入れや、小学校給食の食材提供等、地域に密着し「地域・消費者に愛される農業」を目指しています。 今後は、若年層の主婦が気軽に訪れ買い物できる直売所作りや、ラッピングを施した贈呈用の野菜販売等、品質向上・ブランド化により付加価値高めたいです。 さらに農業後継者として農政活動に参加し、都市農業を守るべく組織一丸となって取り組みます。経営内容:酪農・移動動物園   生産品目:牛乳品目:キュウリ・トマト・ブロッコリー経営内容:造園業 元々は野菜・植木を生産していましたが、土地区画整理事業に伴い造園業に転換して50年になります。人の手を入れて季節ごとに風情ある庭を造り、自分のイメージ通りに完成した時の喜びは何とも言えません。 他の農業者と同じく職人の高齢化による後継者不足・植栽地減少等の問題を抱えていますが、地元の生産組合や日本造園連合組合東京都支部庭職組合の定例会に参加し情報交換や人材育成に取り組んでいます。 今後は、大庭園の造園工事に携わってみたく、都市部の緑地保全に貢献したいです。経営内容:枝物・切り花   生産品目:ボケ・桜・クガイ草 江戸時代から続く宮前区馬絹の花卉を生産しています。伝統ある栽培技術を守りつつ、新しい技術・品目の開発に取り組んでいます。 平成27年度より神奈川県花卉園芸組合連合会の会長に任命され、地元の発展はもとより神奈川県の花卉生産の向上発展に力を注いでいます。 今後も地域とのふれ合いを大切にしながら息子と協力して生産向上や販路拡大に取り組み、花の魅力を伝えて行きます。品目:ナシ・プラム・ミカン・野菜 ナシ生産の3代目で、就農して約30年になります。ナシを13a、他の果樹・野菜を4a作っており、販路は直売・宅配です。繁忙期には妻と弟夫婦に手伝ってもらっています。農地が住宅に囲まれているため、環境への配慮を最優先に、農薬散布は早朝に手作業で行う等しています。また、近年新品種の苗木を取り入れたので、生育が楽しみです。 今後も、今まで培った技術を継続し、品質の安定を求め「かながわブランド」に登録されている多摩川梨とともに都市農業と緑地保全の発展に貢献して行きます。Ⅶ.組合員および市民の声1.組合員組織長が語る農業への思い

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