第2次地域農業振興計画
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【A】生産者や製造者、販売者は安心な食品であることを証⇔【B】販売されている食品は安全であるはずなので、消費者【A】自分が購入している食品の安全性に不安をおぼえたこ⇔【B】自分が購入している食品の安全性に不安をおぼえたこ【A】多少高くても、安心して食べられる食品を買いたい⇔【B】安心が証明されていなくても、できるだけ価格が安い明するために消費者にもっと情報提供をするべきだが自分で安全かどうか確認する必要はないとがあるとはないものを買いたい0%28.6%28.0%Aに近い20%40%60%80%48.2%46.3%55.0%60.0%どちらかといえばAに近いどちらかといえばBに近い100%5.1%0.4%14.0%2.4%11.0%0.9%Bに近い−58−分類先祖の思い品質へのこだわり新品種市内農業者の理念食の安全に関する意識具体的な内容種類トマトニンジンサカタ種タマネギタキイ種苗ピーマン日本ベジフルーツかいわれブロッコリースプラウト農作物分類市場分離市場機能性野菜の種類メーカー村上農園におけるスプラウトの出荷量農産物と市場の関係機能農作物【図表1:食の安全に対する意識】Q.食品についての意識で、以下のAとBを比較した場合、あなたの意識はどちらに近いですか?(単一回答)(n=2,060)出所:http://mitsui.mgssi.com/issues/report/r0902ht_kogayamabe.php亡くなった父親を継ぐ亡き祖母の思いを受け継ぐ家業を継ぐ。経営面を考えた農業倒れた父から任される父の突然の入院で、継ぐことを決意代々受け継いできた畑を守る夫のつくった梨のおいしさをお客様に伝えたい鮮度を武器にした農業我が家のブランドと味を守る1年かけて納得のシクラメンを育てる市内で珍しい「原木シイタケ」をやりたい454035302520151050出所:植物工場・農業ビジネスオンライン「村上農園、機能性表示の新制度を背景に機能性野菜スプラウトが販売好調」2014年6月13日 http://innoplex.org/既存顧客新規顧客1月2月3月4月5月6月7月ブロッコリースプラウトブロッコリースーパースプラウトカゴメ村上農園既存農産物・加工品新たな顧客にチャレンジ→新しい販売チャネルで高価格販売ブロッコリースプラウトの出荷量(t)ここをさらに深める→顧客の囲い込み8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月2013年高リコペン高ベータカロテン高ケルセチンビタミン、カロテン、ポリフェノールビタミンB12新規農産物・加工品新たな農産物にチャレンジ→既存顧客ニーズを探る新たな農産物・顧客にチャレンジ→リスクは高くなる2014年(4)戦略を立てる1)市場ニーズ調査 ものづくりには市場ニーズの把握が重要です。市場ニーズは、消費者に直接聞いたり、アンケート等から知ることができます。 例えば、下記の図から、高価格でも安全な野菜がほしい消費者が9割いることがわかります。ダルをとるために続ける」と言うのも理念です。 この結果から、安全な食品を求めているのが消費者のニーズなので、安全性の確保により単価を上げることが可能とわかります。 また、近年機能性野菜が増加しています。これも健康志向が高い消費者ニーズに合致しているので、機能性野菜の生産にチャレンジすることも考えられます。2)生産・販売戦略 消費者ニーズを把握したら、販売の見込みをもとに、販売の対象、販路、農産物、価格を決定します。①既存の顧客・既存の農産物を販売 既存顧客の満足度の向上が大切です。そのためには、顧客ニーズを把握し、それに合わせ既存農産物の品質を向上させ、販売のタイミングを決めます。 直売やネット販売では、顧客と直接コンタクトをとれるため、ニーズの把握を積極的に行え

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