第2次地域農業振興計画
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−6−セレサモスでも、農薬の適正利用と生産履歴記帳の徹底に努めていますター・市農業技術支援センターと協力し、農業塾・担い手支援果樹栽培講習会を定期的に開催し、基本的な営農技術から新技術の情報まで提供します。 また、平成19年より「営農指導員資格認証制度」の資格取得を薦め、現在、当JAでは営農指導員が21名おり、日本農業検定の合格者は2級・3級合わせて318名が取得しました。営農指導員は本部・統括店舗の営農担当者として活動していますが、今後は営農技術のサポート役、さらには援農支援等を行えるよう、営農知識の向上・技術習得に努めます。 近年、食の安心・安全に対する関心が高まる中、平成22年より「生産履歴ステップアップ運動」を展開しており、消費者に信頼される農産物の生産環境の確立と地域農業の活性化に資するべく、農薬安全使用基準に基づく適正な農薬の使用を推進します。 また、県下統一の生産履歴記帳支援システムを稼働することにより食の安心・安全を担保し、精度の高い生産管理を行うことが可能になります。 当JAでは平成27年度に品目を多摩川梨に限定しシステムの試験導入を実施しましたが、今後は対象品目の拡大を目標に掲げて進めてまいります。(5)GAPの普及に向けた研究 食の安全を脅かす問題が多く発生している中、市内農産物の安全性の確保が求められています。 当JAでは、農業生産活動を行う上で必要な関係法令等の内容に則して定められた点検項目に沿って、農業生産活動の各工程の正確な実施・記録・点検及び評価を行うことによる持続的な改善活動(GAP)の導入・普及に向けた研究を行っています。 また、GAPに農業者が取り組むことで、食の安全の他に、減農薬・減化学肥料栽培等の観点から環境の保全・点検項目の記録・点検等の観点から労働の安全に役立ちます。 さらには、品質の向上や農業経営の改善の効果が期待されていることから、生産履歴管理と併せて検討します。(4)生産履歴管理に伴う安心・安全な農産物の提供

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