第3次地域農業振興計画
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500 平成29年12月の川崎市立中学校給食完全実施に伴い、「川崎市学校給食用物資納入業者」に登録申請をし、市内3か所の学校給食センターおよび市内自校献立実施中学校に市内産農産物の提供をしています。 3年間の実績は、品目数は13~15品目に上り、出荷量は年々増加しています。引き続き出荷者の拡大に取り組むとともに出荷品目の増加の提案をしつつ、学校給食の食材の提供を通して市内産農産物「かわさきそだち」の市民へのPR、農業者の販路拡大に貢献します。 また、望ましい食生活や食料の生産などに対する生徒の関心と理解を深めるとともに、地産地消を進めていくため関係機関などと連携し、学校給食における市内産農産物の活用推進や、農業者や生産に関する情報を生徒に伝達する取り組みを促進します。 農家所得向上に向けた販売事業の強化は喫緊の課題であり、市内の「地産地消」の発信拠点であるセレサモスに多くの市内産農産物を集約させることができれば各関係機関のイベントでの出店など、さまざまな可能性が生まれることから、市内各所における「地産地消」のPR、セレサモス出荷者の販路拡大に向けた研究を進めます。 まずは市民と農業者に大きく貢献するため、自店調査、顧客分析、競合、ベンチマーク、立地、地域状況を常に把握した中で分析をし、競合店とは異なる直売所の魅力を前面に押し出した販売スタイルを構築して農業者の所得向上につなげます。 またセレサモス配送便を使用して、市内産農産物を飲食店やホテルに提供することを視野に入れた新たな販路を確立します。 令和2年度に「かわさきの直売所マップ」の第2版を15,000部発行しました。初版発行から5年が経過し、共同・個人の直売所も新設や移設があることから、デザインを含め全面リニューアルしました。当JAでも共同・個人直売所を把握し、市民に広く紹介することで地産地消を促進し、農業所得の向上や都市農業の理解につながるものと考えています。川崎市、当JA全支店、セレサモス、経済センター、パーシモンや各種イベントなどでの配布に加えホームページ上にも掲載してかわさき農業を発信するとともに必要に応じて増刷ならびにリニューアルについても検討します。中学校給食用農産物の納品かわさきの直売所マップ38品目1513151029年度30年度品 目 数kg1512,00010,0008,0006,0004,0002,000元年度出 荷 量11,53710,4297,55929年度30年度元年度中学校給食実績②農家所得向上に向けた販売事業の研究③個人直売所PR(3)川崎の環境を活かした販売・流通戦略①中学校給食事業への取り組み

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