JAセレサ川崎 Ceresa 2024年9月号
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いんい います。過熟した果実は母がジャムなどに加工し、さらに調理師の資格を持つ兄が焼き菓子やゼリーに仕上げて販売しています。加工品や洋菓子は果樹と並ぶ人気があり、手応えを感じています。加工にも向く果樹を育てています。3年前からは天敵製剤を導入して効率化を進め、空いた時間で畑の斜面などを開墾し、ジャム用のラズベリーやブラックベリーも始めています。を入れ、さらに直売所のバリエーション強化に努めていきます。家族と力を合わせ農産物の生産と販売に励む碓井さん。さまざまな工夫を凝らして直売所運営に励む姿をこれからも応援しています。Q就農したのはいつですか?A幼少期から自宅前の畑で家族が農作業に励む姿を見て育ち、7年前から本格的に就農しました。Q栽培方法のこだわりは?A梨やブドウでは、保肥力を高めようと剪定枝を砕いた堆肥で土作りしています。また、水不足や近年厳しさが増す猛暑に備えてスプリンクラーを設置して、果実をしっかり肥大させ品質向上するよう努めています。Q品種は何がありますか?A梨は幸水と豊水がメインですが、早い時期にも出荷しようと愛あ甘か水すや香麗、なつみずなど早生種を栽培しています。ブドウも長く利用者に楽しんでもららえるよう、ブラックビートや安芸クイーン、シャインマスカットなど時期に合わせて販売しています。Q直売所での工夫は?A果樹は木で完熟させてから販売するので、利用者から﹁みずみずしく甘い﹂と好評を得てQ他に生産する果樹は?AブルーベリーやイチジクなどQ今後の抱負を聞かせてください。A新たにかんきつ類の栽培に力取材を終えて仲間とインターネットを通じて趣味の話やオンラインゲームをするのが農作業の息抜きとなっています。繁忙期でも夜などに参加でき、話の内容も幅広いので、視野を広げることにつながっています。■■■■■14家族と共に多摩川梨など果樹を中心に生産し、地方発送する他、主に自宅前の直売所で販売する碓井崇之さん。今号では、梨とブドウを合わせて約60本、季節の農産物を年間30品目ほど父と共に栽培する碓井さんにインタビューしていきます。Famer's Voice果樹園の直売家族で盛り上げ■■■■■■■

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