トが特に好評です。最近、栽培を始めたイタリア野菜「ストリドーロ」やメキシコ原産の「ヒカマ」など珍しい野菜もシェフと相談してメニューに取り入れ、利用者に喜んでもらっています。と、草刈りや剪定枝の処分に農機を活用しています。また、馬ふんとおがくずを活用し、たい肥化して畑の保肥力向上に努めています。業のより良い未来のため、さまざまなことにチャレンジしていきます。レストラン経営を始め、市内農業の変化に尽力する杉田さん。これからも未来を見据え挑戦する姿を応援していきます。Q誰から農業を教わりましたか?A就農して1年は祖父母と共に農作業し、基本を学びました。当時はくわで畑を耕し、出荷先は市場がメインでしたが、時代の変化に合わせて栽培品目や販路を見直す他、機械化を進めてきました。Qどんな農産物を作っていますか?A年間を通じて定番野菜を栽培する他、果樹にも力を入れています。ミカンやキウイフルーツなどの他、市内では珍しいリンゴやポポーを生産し、直売での差別化を図っています。Q現在の販路は何ですか?A直売の他、2年前に開業した農家レストランでフランス料理として提供しています。メニューは時期に合わせたコース料理などで、自農園や市内で生産された農産物を使っています。開業に向けてさまざまな苦労がありましたが、川崎市や市農業青年協議会の仲間、JAなどの支援を受け、実現することができました。Q利用者の反応は?A自農園の果樹を使ったデザーQ農作業における工夫は?A手作業をできるだけ減らそうQ抱負を聞かせてください。A今後も失敗を恐れず、市内農取材を終えて14機械を触るのが好きで、農機は自ら整備しています。仲間から依頼を受けることもあり、部品交換などなら対応しています。管理方法などもアドバイスし、喜んでもらえると役に立てて良かったと感じています。宮前区菅生 代々続く農地を守ろうと約25年前に就農した杉田広行さん。今号では、妻や父と約1.4㌶の畑で年間100品目ほどの野菜や果樹を生産し、経営する農家レストランで提供する他、直売所で販売する杉田さんに話を聞いていきます。Famer's Voice時代に合わせた変化を 市内農業を未来へ杉田 広行さん
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