JAセレサ川崎 Ceresa 2024年12月号
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子育てが一段落した約20年前、お世話になっている住職夫妻から女性と女児の生活向上を目的として始まった世界的奉仕団体「国際ソロプチミスト」を紹介されました。子育てに追われ余裕がなかった頃、近所の方に「笑顔ですてきね」と声を掛けられたことが日々の支えとなったことを思い出し、「人のためにできることがあれば」と加入しました。国際ソロプチミストは、近年では女性や女児に限らずさまざま団体や個人を支援する他、自然保護など幅広い活動をしています。心に残る活動の一つに、東日本大震災の被災者が全国から寄せられた材料で雑巾を縫い、販売する活動への支援があります。友人らに声を掛け不要なタオルを集め提供するなどの支援を10年以上続けています。製作者を訪ねた際には復興を目指す強い気持ちに勇気をもらいました。また、毎年稲城市の上谷戸親水公園で蛍の幼虫を放流しています。美しい蛍火を見ながら「蛍はきれいな水でないと生きられないのよ」と話す来園者の声を耳にした時、環境保護について考えてもらうきっかけになれたとやりがいを感じました。児童養護施設へ訪問することもあります。支援する方は、事情を抱え直接会うことができない方も多く、支援が届いているか不安になることもありましたが、困難を抱える中でも生き生きとした子どもたちの表情を見るなどの交流は、活動を継続する励みとなりその笑顔と生活を守る使命を感じました。さまざまな活動と出会いを通じ、困難に立ち向かう人が多くいると痛感し、困っている人がいたら臆せず話しかけるようになり、視野が広がったと感じています。誰しもが幸せを感じる社会を目指し、これからも活動を続けていきます。トゥインクルトゥインクルEnjoy!CERESA 〜女性部稲田支部〜約20年前、義母から「女性部に一緒に出てほしい」と言われ参加するようになりました。義母は社交的で女性部活動を楽しみ、いつも女性部の仲間が自宅に集まってきていました。最初は戸惑いもありましたが、活動を続けていく中で、すてきな仲間とも出会い楽しく過ごせ、私にとって一つの居場所になりました。仲間や家族の支えもあり、地区長や支部長、本部の部長なども経験しました。役を受けることに対し「私で務まるか」と不安に思ったこともありますが、新しい学びの場として成長できると考えています。本年度は再び稲田支部の支部長をしています。魅力ある活動を目指し、先輩方が大切にしてきた女性部を守っていきたいと思っています。16女性部 稲田支部田村 俊枝さん(多摩区中野島)誰かの支えになる誰かの支えになる喜び喜び

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