JA果樹部員などで構成する実行委員会は11月2日、五嶌敏充さんの緑白綬有功章受章を祝う祝賀会を本店で開き、同部員やJA役職員、近親者など約100人が出席し、五嶌さんの栄誉を称えました。緑白綬有功章は、農事改良の奨励や実践で特に優れた成果を上げ、地域農業の発展に貢献した人物が対象となります。五嶌さんは、多摩区菅地区で幸水や豊水といった現在主流となっている梨の生産をいち早く取り入れ、栽培方法の確立に努めた他、県の果樹組合連合会会長や園芸協会会長を歴任するなど、地域農業への多大なる貢献が今回の受章につながりました。五嶌さんは「皆さんがいなければ、このような栄えある章をいただくことはできなかった。心より感謝を伝えたい」と話し、集まった人々から温かい拍手が送られました。JAと市は11月27日、JA本店で令和6年度川崎市園芸生産物品評会を開き、市内生産者が丹精した野菜や果樹、花きなど384点が出品されました。同品評会は、生産者の栽培技術向上と優良品種の普及を図ることを目的に毎年開催しています。当日は、県農業技術センターの職員ら14人が農産物の大きさや形、糖度などを考慮して厳正に審査。県知事賞にはダイコンと柿、シクラメンが選ばれ、優秀賞など115点を決定しました。その後、一般観覧と即売会を行い、市民に質の高い園芸生産物をPRしました。営農経済部の藤澤潤部長は「例年以上に厳しい環境での栽培だったが、生産者の技術により質の高い農産物が出品された。今後も生産者の支援を続けるとともに、市内農業の魅力を伝えていきたい」と話しました。五嶌敏充さん緑白綬有功章祝賀会盛大に園芸生産物品評会出来栄え競う 8笑顔で鏡開きを行う五嶌さん(中央)出品物を審査する審査員らにぎわう即売会の様子
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